スマートハウスのすすめ

スマートハウスのデメリット

スマートハウスのデメリットは、やはり導入コストが高いということでしょう。もちろんスマート化の内容によってコストは異なりますが、どのような方法をとるにしてもやはりある程度の費用がかかることは覚悟しておく必要があります。

例えば、スマートハウスと聞いて誰もがイメージする太陽光発電を導入するにももちろん費用が必要です。設置する規模にもよりますが、人気の4kwのモデルで約200万円前後が相場でしょう。国からの補助金ももらえるので、全額を負担する必要はありませんが、それでも大きな買い物になることは確かですし、10数年でメンテナンスが必要になることを考えると、光熱費を削減するという意味で採算が採れるのかどうかは実際には微妙だと言えるかもしれません。とはいえ、停電時でも安心して電気が使えたり、余った電力は売電に回して収入が得られたりすることを考えると、やはりメリットはあるといえるでしょう。

また、スマートハウス化を進めるためには、家電製品もその規格に対応したものを使う必要があります。実際にその規格が搭載されているのはかなり新しいモデルになりますので、価格も高くなりますし、その規格が搭載されていることを条件に家電を選ぶとなると、選択肢が狭まってしまうことにもなりえます。また、スマートハウスを活用するためにはこうした家電を設置して、それを最適の状態で使用するための設定を行うのですが、もちろん最適の状態というのはライフスタイルによって異なりますから自分の家庭に合った設定にするという手間もかかります。機械が苦手という人にはそれだけでも負担に感じるかも知れません。また、こうしたシステムに頼った生活をしていると、家電やシステムが故障した時に思わぬ不便を強いられることも考えられたり、修理の費用も普通の家電の修理に比べると高くついたりする可能性があります。

こうしたデメリットもありますが、新築する段階でスマートハウスにしてしまえば、あまりデメリットを感じることなく恩恵にあずかることができますし、最近では中古住宅をスマートハウス化するリフォームも多くなっています。大切なエネルギーだからこそ効率よく使っていくべきですし、日々の利便性が向上するスマートハウスはやはりデメリットよりも毎日のメリットを感じることの方が多いのではないでしょうか。

 

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