住友林業は「木の家」で知られる大手住宅メーカーです。木の質感を生かしながら、日の光を取り込み、風の通り道を作ることで夏は涼しく冬暖かい家を作ります。もともと日本家屋に活かされていたその工夫を現代の住宅に応用した、日本人が安心して暮らせるような快適な住まいこそ、住友林業の家の特徴といえるかもしれません。すべて冷暖房に頼り切るのではなく、自然の力を生かすことはECOにもつながりますから、環境保全や光熱費削減の意味でも大切なのです。
とはいえ、現代の日本の気候で冷暖房を全く使わないというのは無理な話ですし、エアコン以外にもテレビ、照明、冷蔵庫、掃除機、パソコンなど、毎日使う電化製品はたくさんあります。「Smart Solabo(スマートソラボ)」と名付けられた住友林業のスマートハウスは、まず高性能な太陽光発電を屋根に設置してクリーンな電気を発電。もちろん日光のあたる昼間しか太陽光発電は発電できませんが、昼間に自宅で使う電力はそれで賄い、余った電力を蓄電池に貯めることで夜もそこから電気を使うことができます。また、昼間余った電気は電力会社に高く買い取ってもらい、逆に電気料金の安い夜間に電力会社から電気を買って蓄電池に貯めておくことで、効率よく電力の売買ができることもあります。現在の発電量や使用料はモニターで確認できるので効率の良い電力使用についての制御もそこから簡単に操作することができますし、分電盤ごとの電力使用を表示させることもできるので、どの部屋でどれくらい電気が使われているかや、CO2が排出されているかなどを確認することも可能です。こうして普段使っていても意識しづらい電力をモニターに表示して「見える化」することによって、家族が自然に節電意識を持つこともスマートハウスのメリットのひとつ。子どもでも理解しやすいので、環境や節電の教育にもつながります。
住友林業のスマートハウスの特徴は、容量の大きな蓄電池を選択することもできるということ。通常の蓄電池の3倍の容量を持つ蓄電池は、家庭で1日に使う電気をしっかり蓄えることができるので、停電や災害のときにも安心ですし、上手く使えば電力の売買による収益アップにもつながります。ライフスタイルに合わせて効率よく使える大きな蓄電池は大変便利な存在です。
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