スマートハウスのすすめ

街全体をスマートシティに

スマートシティというのは、IT技術を取り入れることによってエネルギーの効率的な使用や太陽光発電などによるエネルギー生産を街ぐるみで制御しつつ、生活の利便性を促進し、住民同士の連携を高めるなど住みやすくなるための取り組みを行っている街のことを言います。実際にはスマートシティといっても2種類の考え方があり、一つは分譲地単位など数十戸から数百戸程度の規模で形成されるスマートシティで、積水ハウスの「スマートコモンシティ」など住宅メーカー主導で展開されているのがこれにあたります。すべての家に太陽光発電やエネファームなどの発電設備が設置してあり、それぞれがスマートハウスとして独立した機能を持っている他、街全体を見守るシステムも整備されており、住民同士の連携が取りやすくなっているのも特徴です。こうしたスマートシティは他の住宅メーカーでも企画されることが多くなっており、全国的に増えつつあります。まるで街全体が発電所になったような高い発電性能や省エネ効果があり、環境の面からも望ましいスマートシティは、住民によっても安心して暮らせる便利な街ですから、今後ますます増加することが予想されます。

スマートシティと呼ばれる街のもう一つの形態は、本当に数万人が暮らす街全体をスマート化してしまおうという考え方です。この場合はひとつの住宅メーカーの企画でできるものではなく、自治体主導で行われるのが一般的です。すべての家がスマートハウスの機能を持っているというわけではありませんが、街としてエネルギー制御を計画的に行い、必要となるエネルギーの大半は自力で発電した電力などで賄っています。発電設備も太陽光やガスも使いますが、風力や水力などの発電設備を作っているところもあり、その土地の特徴を生かした方法で発電設備が作られています。こうした大規模なスマートシティは世界中で開発が進んでおり、すでに稼働している街もいくつもあります。今後は日本でもこうしたスマートシティが増えてくるかもしれません。

 

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